WordPressユーザー登録時の通知メール文を変更する(4.3以降)

登録ユーザーへのメール

WordPressでユーザー登録が行われると、登録されたメールアドレスにメール送信が行われます。

しかし、とても簡素なメールなのでクライアントから変更して欲しいと言われることがしばしばあります。

 

ユーザー名: [登録メールアドレス]
パスワードを設定するには以下のアドレスへ移動してください。
<[パスワードリセット用のURL]>
[WordPress URL]/wp-login.php

 


 

フィルターフックはない

新規ユーザー登録時のメール送信は次のファイル内に定義されているwp_new_user_notification という関数です。

wp-includes/pluggable.php

 

この関数の中を見ても、フィルターフックはありません。

この、「pluggable.php」に定義されている関数はプラガブル関数といい、プラグインで上書きすることができます

※テーマ内のfunctions.phpでは上書きができません。

また、他のプラグインとのバッティングを考えるとfunction_existsで、定義済みの関数かどうかをチェックしておく方がよさそうです。

 


 

一方でパスワードリセットのメール文は

パスワードのリセット時のメール文に関しては、retrieve_password_message というフィルターで書き換えが可能です。

こちらは、プラガブル関数には定義されていません。ややこしいですね。

 


 

しかも、4.3から引数が変わりました

 

wp_new_user_notification の引数が変わりました。

GitHubでの変更履歴は以下の通り

Passwords: Deprecate second parameter of `wp_new_user_notification()`.

Passwords: Restore second parameter for `wp_new_user_notification()`.

 


 

パラメータの比較

4.2.4まで

wp_new_user_notification($user_id, $plaintext_pass = ”)

4.3から

wp_new_user_notification( $user_id, $deprecated = null, $notify = ” )

 


 

平文パスワードが通知時のパラメータからなくなる。

新規ユーザ登録のメール本文で、プラガブル関数を上書きしていて、

平文パスワードを、「パスワード:◯◯◯」です。みたいにしたかったのに、

「パスワード:both」になってしまっている方はこのパラメータの変更が影響している可能性が大ですので、プラグインで定義しているwp_new_user_notification 関数の内容のアップデートが必要です。

 


フィルターがあったらいいのにな・・・

と思ったのですが、#15056 New hook for wp_new_user_notification()というチケットが2010年に立てられるものの、「プラガブル関数なので好きに上書きできる」で終了されていました。。

といっても、プラガブル関数内にまったくフィルターが用意されていないわけでもないので、もしかしたらTrac突撃すればいけるかも?

 

 

 

Googleスプレッドシートで別スプレッドシートのセルの値を参照する

Google SpreadSheetで共有

mt8が管理させて頂いている、Open Space DEP.の帳簿はGoogle SpreadSheetで付けています。

各種経費と、売上は別のスプレッドシートに入力していて、オーナーと共有しています。

ここで仮に、経費シートのIDを「keeeeeeeihi」、「uriaaaaaaaage」とします。

 

スプレッドシートのID

※GoogleスプレッドシートのIDは各シートのURLから調べることができます。

https://docs.google.com/spreadsheets/d/####aaaaa####

上記のようなURLの場合、スプレッドシートのIDは「####aaaa####」となります。

 

IMPORTRANGE

売上シートから経費シートを参照するには

IMPORTRANGE関数を使います。

書式は以下の通り

=IMPORTRANGE( “スプレッドシートID” , “シート名!セル” )

 

例:経費シートの、シート「雑費」のセルA:1を参照する場合

=IMPORTRANGE( “keeeeeeeihi” , “ 雑費!A:1” )

 

これで、外部のスプレッドシート内の値を引っ張ってきます。

 

エクセルな人達へ

スプレッドシート=ブック

ですよ。一応。スプレッドシートとシートって言うとややこしいですね。

 

WordPressのカテゴリが多いサイト向けに。投稿画面のチェックボックスリストで全部が見渡せるプラグイン「Mt8 Big Category Check List」を公開しました。

WordPressでたくさんのカテゴリーはちょっと大変。

WordPressのカテゴリーツリー表示を維持するプラグインの紹介記事でも書いたように、WordPressでたくさんのカテゴリーを管理するサイトは運用が少しずつ大変になりがちです。

投稿画面においても、カテゴリーのチェックボックスがスクロールするので、目的のカテゴリーを探すのが大変だったりしますよね。

 


 

そこで作りました。

Mt8 Big Category Check Listです。※審査中なのでGitHubで公開中。

公開されました。WordPress > Mt8 Big Category CheckList > WordPress Plugins

このプラグインを有効化すると、投稿の作成・編集画面でカテゴリー(タクソノミー)のチェックリストが全部の項目が見える高さになります。

before

8カテゴリーぐらいしか見えないのが、

after

このように全部見渡せるようになります。

WordPressのカテゴリーツリー表示を維持するプラグインの紹介記事の、Category Checklist Treeと組み合わせるといい感じだと思います。

 


 

 

カスタムタクソノミーにも対応してます。

function my_big_taxsonomyies( $taxsonomies ) {
 $taxsonomies[] = 'example';//taxonomy name
 return $taxsonomies;
 }
 add_filter( 'mt8-big-category-check-list-allow-taxonomies', 'my_big_taxsonomyies' );

mt8-big-category-check-list-allow-taxonomiesというフィルターをフックして、登録しているカスタムタクソノミーを追加すればOKです。


 

 

GitHubで公開しているので、プルリクもお待ちしております。(特にバナーとかアイコン!)

 

WordPress投稿のカテゴリツリー表示を維持するプラグイン「Category Checklist Tree」

 階層化されたカテゴリー

1

Aという孫カテゴリまである親カテゴリと、子カテゴリを持たないDとEというカテゴリがあります。

WordPressのカテゴリはこのように階層化してどんどん増やすことができます。

 


 

投稿時に複数のカテゴリをチェック

2

複数のカテゴリに関する投稿の場合は複数チェックすることで分類ができます。当然ですね。

 


 

投稿公開後にちょっと面倒なことが

投稿を公開後、分類したカテゴリを変えたいと思い投稿編集画面にいくと少し見た目が変わっています。

3

階層化したはずのカテゴリがフラットに表示されて、投稿時にチェックしたカテゴリは上に並んでいます。

 


 

カテゴリが大量に増えた時に大変

カテゴリが増えていくと、投稿時のカテゴリのメタボックスはちょっとサイズが小さく、スクロールしなければいけないので操作が大変になってしまいます。

 

そんなときはプラグイン「Category Checklist Tree」を使いましょう。

Category Checklist Tree – WordPress › 日本語

インストールして有効化するだけで、投稿時にチェックしたカテゴリの順番を編集時にもツリー表示にしてくれます。

2

 

よいカテゴリライフを!

 

ユーザー一覧を投稿数で並び替えるWordPressプラグインを公開しました

Mt8 Sort User List By Post Counts

このプラグインは、WordPress管理画面内のユーザー一覧のソート(並び替え)項目を追加します。

デフォルトのソート項目は以下のようになっています。

  • ユーザー名
  • 名前
  • メールアドレス

 


 

投稿数の項目「投稿」では並び替えれない

WordPress標準機能では、ユーザー毎の投稿数を表示している列「投稿」でのソートを行うことが出来ません。

一覧見出しも、他のソートできる項目と違ってリンクになっていません。

 


 

投稿数での並び替えを実現します

「Mt8 Sort User List By Post Counts」を使うことでユーザー一覧を投稿数によって並べ替えることができるようになります。

使い方は簡単、WordPressとしてインストールして有効化するだけです。

WordPress › Mt8 Sort User List By Post Counts « WordPress Plugins

img

プラグインを有効化すると、「投稿」もソートができるようになります。


 

 

 

WordPressの書籍を執筆しました。

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