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WordCamp Taipei 2018 #WCTPE に参加してきました

2018年10月21日(日)、台湾で初開催のWordCampとなる「WordCamp Taipei 2018」に参加してきたのでレポートします。

ちなみにこれが初めての海外WordCampへの参加でした。

台湾のYahoo!ニュースにも掲載されていました。ナイス!

自媒體時代當道!WordCamp在台首度號召 WordPress部落客齊聚一堂

参加の経緯

ギリギリまで台北でWordCampが開催されることを知らず、たまたま知り合いのSNSでシェアされていたスポンサー募集の記事を目にしたのがきっかけでした。

Call for Sponsorship

その時には入場チケットが売り切れていたので、唯一余っていたマイクロスポンサーチケットを購入することにしました。

こんな感じでサイトにも掲載されています。

スポンサー費用はこんな感じでした。日本円で18,000円ぐらい。

Price: TWD $5000|USD ~$166
Package:

Admission Ticket *1
Speaker Party *1
Logo on Website

  • セッション参加
  • 前日のスピーカーパーティへの招待
  • webサイトへのロゴ掲載
  • ここには書いてないですが、Tシャツも貰えました

台北へ

沖縄に滞在している期間だったので、那覇空港からpeachを使って台北の桃園空港へのフライトとなりました。

那覇-台北のフライト金額はこんな感じです。

往路が金曜日だったので少し高めですが、それでも往復2万円以内で海外に行けるのは嬉しいですね。

ちなみにpeachは那覇空港のLCCターミナルからの搭乗になるので、那覇空港の1階4番乗り場からシャトルバスに乗る必要があるので注意が必要。

飛行機までも歩いて行くスタイル。

風が強いので帽子とか飛ばされないように注意しましょう。

那覇空港から台北の桃園空港までは往路1時間30分・復路1時間ぐらいでした。

本当にあっという間に到着しますが、入国審査がかなり混み合ったので1時間ほど時間を取られました。

 

台北到着後にネット回線を確認

まずは何と言ってもネット環境ですね。これがないと何もできません。

今回はAmazonで以下のSIMカードを購入していきました。

『Hot Taiwan SIM-TSTAR台湾之星 台湾プリペイドSIMカード5日 4G・3Gデータ通信高速無制限使い放題(速度制限なし)』

5日間4Gが1日あたりの利用制限なく使い放題で840円と破格。

SIMサイズは自分で切り取るタイプなので、SIM・min SIM・nano SIMどのタイプでも買い間違うこともないですね。しかもSIM差し替えのためのピンも付属しているので便利。

レビューを見た感じだと問題なく使えるようなので購入してみましたが大正解でした

アクティベートに40分ほどかかるので台北行きの飛行機に乗る前にアクティベート処理をしておくのをオススメします。

 

アクティベートも簡単で、以下のアクティベートサイトにカードに記載されている番号と開通希望日を入力するだけ。当日の開通も可能でした。

https://www.hot-taiwan.net/?language=jp

Amazonのレビューには「開通確認のメールが来ない」とありましたが、私の場合は迷惑メールフォルダに、ですが以下のメールが届いていました。

飛行機の機内でSIMフリーのiPhoneに差し替えて、離陸してすぐに4G電波を掴んでいたので本当にお手軽に利用できました。

APNの設定も必要なし。(日本のAPN設定も消してない)

 

速度も問題なし。

 

このSIMはテザリングにも対応していました。速度も問題なし。

 

電車に乗って台北駅を目指す

バスでも行けるようですが今回は電車を選択。

まずは駅の窓口でEASY CARDというICカードを購入しました。

チャージ式で便利です。トークンというコインタイプの乗車券もあるようですが何度も乗るならEASY CARDが便利そう。

 

台北の電車「MTR」の路線図はこんな感じ。(公式サイトより)

空港から台北駅へはエクスプレス(有料ではない)でだいたい30分ぐらいでした。

 

台北周辺とか

イメージよりもずっと都会でした。バイク多め。

日本企業がかなり進出しているようで、ふとした瞬間に日本にいるような錯覚も。

  • 三越
  • SOGO
  • セブンイレブン
  • ファミリーマート
  • 吉野家
  • サイゼリア

探さなくても日本企業の店舗がありました。街中でも日本語をよく見かけました。

 

何はともあれ小籠包。何度も食べましたが食べ足りない。

醤油+酢に千切りの生姜で食べるのが主流みたいでした。美味い。

 

Speaker Dinner

microスポンサーの特典?としてスピーカーディナーに招待してもらっていたので参加してきました。

会場はJust Italianというイタリアンの食べ放題のお店でした。

スタッフ・スピーカー・スポンサーの楽しい交流の時間でした。

初開催のCamp前だから、か?お酒はなし。

台中や台南などの他都市から車できている人も多かったので、そういったことに配慮されていたのだと思います。

翌日は朝8時半からだったので、少し早めに会場を後にして近くの夜市を散策。

公館夜市という夜市でした。場所はこちら。

WordCamp当日

遅刻しないように早起きして出発したら早く着いてしまった。

会場の中華電信學院板 橋所です。

MTRだと、B6の府中駅が最寄りでした。

早く着いてしまったので、近くにあった市場を散策。

朝8時でしたが賑わっていました。

会場へ

正門に到着するとWordCamp Taipeiの目印がいくつかありました。

正門横に。ここで記念撮影している人もいました。

キャンパス内に。デカいヤシの木だ・・・。

WordCampが開催されたのはこの建物でした。

受付

エレベーターを降りてすぐに受付カウンターが設置されていました。

事前にメールできていたURLにアクセスするか、受付カウンターにあるQRコードを読み取ることでチェックインシステムにアクセスすることができました。

申し込み時のLastNameとEmailを入力。

ノベルティ

会場の案内やセッションスケジュールは、受付でもらえたバッグに入っていました。結構しっかりした素材。

中には以下のものが入っていました。

  • パンフレット
  • スポンサーさんのチラシ
  • わぷーステッカー(めっちゃいっぱい)
  • Tシャツ(スポンサー特典)

わぷーが多い

公式サイトのわぷー紹介ページに登場しているのはこの子だけなのですが、会場につくとものすごい数のわぷーが居ました笑

公式サイトのわぷーページ

WAPUU、醒獅與台北!

以下Google翻訳。わぷーの誕生についても書いてありました。

ワップー
これまでは、2011年に日本で生まれたWAPUUの起源を紹介しました.Wapuuのほぼすべての新しいWAPUUには新しいWAPUUが用意されています。 WAPUUは、実際に地域の文化と組み合わせワードプレスは、Wフラグワードプレス自体に加えて、すべてのワードキャンプ会議となり、非常にユニークなWAPUUを設計するために独自の地域文化、ランドマーク、種を満たすマスコットを表しマスコット。

デザイナー
陳Diansheng、Facebook
この会議のデザインチームのボランティアの1人は、主な専門はビジュアルデザインです。 WordPressの集まりを始めたときにコミュニティ活動に参加しましょう。 WordCamp Taipeiが計画を開始しようとしていたことを知ったとき、私はボランティア活動にも積極的でした。

ライオンダンスデザインコンセプト
ライオンは、台湾の一つである場合には、多くの場合、中国の旧正月中のすべての主要なお祝い、民俗芸術公演の活気に満ちたお祝いに、最も重要な儀式が、これは祝祭をもたらすことができることを、自宅に招待されました。ワードキャンプが初めて台湾で開催されます、WAPUU身に着けているライオンが楽しみに参加するために台湾に来て一緒に応えるためにグローバル・パートナーシップを形成させ、最初のワードキャンプ台北2018年の成功を祝います!ます。https://2018.taipei.wordcamp.orgもご支援をありがとうございました、チケットボリュームの最初のラウンドは完売されている、我々はあなたが、私たちの公式ウェブサイトに細心の注意を払ってくださいワードキャンプ台北2018に参加したい場合は、チケット販売の第二ラウンドを開くことが期待されています

ライオンダンス・・・獅子舞わぷーということだと思われます。

会場にもたくさんのわぷーが。

デザイナーさんたちの「作りたい!」という想いが爆発した結果、7体のわぷーが誕生したそうです笑

 

お菓子食べ放題

廊下に大量のお菓子がデプロイされていました。

コーヒー・紅茶・青茶もありました。

ここで立ち止まって交流することもできました。

オープニング

メインの会場がこちら。

人が集まる前に撮った写真ですが、オープニングセッションが始まるころには満員になっていました。

 

オーガナイザーのChunさんによるオープニングセッション。

Vickyさんによる英訳があったので、中国語の分からない私でも内容を理解することができました。

目標は交流と学習!

 

Accessibility of the WordPress Mobile Apps

Automatticの Cesar Tardaguila さんによるWordPressのモバイルアプリのアクセシビリティに関するセッション。

WordPressのモバイルアプリは最近使うことがなかったのですが、アクセシビリティについて対応が進んでいるようでした。

スクリーンリーダーやボイスオーバー機能、ハイコントラストモードなども実装されているようで、インストールして試してみようと思いました。

 

Growth Hacking Website Management

Andy Chenさんによるzi.mediaのSEO対策や収益化のお話。

中国語によるセッションだったのでスライド内容をGoogle翻訳アプリで翻訳しつつ聞いていたのですが、アクセス解析のサービスの画面のキャプチャなど実用的な内容が多く、参加者のみなさんもメモを取りつつ真剣に聞かれていました。

 

Organize a Meetup in Your City

日本から森山さんによる、Meetupに関するセッション。

コミュニティに関わることでご自身がどのように変化していったかなどを英語でスピーチされていました。(すごい)

セッションの最後は各地のMeetupオーガナイザーによるQ&Aトーク。

中国語・英語・日本語が混じり合う、グローバルコミュニティらしい、楽しい時間でした。

 

ランチタイム

昼食にはお弁当が出ました。

味の濃いものばかり食べていて胃が疲れ始めていたのですが、あっさりした味のお弁当で助かりました。

お弁当を食べていたら、台北のweb製作会社の人たちが「日本から来たの?」と話かけてくれました。

日本のコミュニティの話などで盛り上がりましたよ。

コミュニティへの参加は初めてだったようですが、今後も継続的に参加したり発表したりしたい!と力強い印象を受けました。

 

Going Global with Your WordPress Skills

台北在住のフリーランス  Yoren Changさんによるセッション。

個人的に一番印象に残ったセッションです。

もともと国内の仕事だけをされていたのですが、国内の市場の変化や先のことを考えられた結果、英語の勉強をして世界中の仕事をするようになったということ。

CodeableというWordPressに特化したアウトソーシングサービスでエキスパート認定を受けるまでになられたのこと。

そのほかにもClient PortalGravity Flow and Gravity Formsなどのサービスにも関わるなど、「グローバルにスキルを展開した結果、キャッシュフローが改善した」という言葉が印象的でした。

 

Building a Better Web with Engineering Best Practices

10upでエンジニアをされているDreb Bitangholさんによるセッション。

DrebさんはフィリピンのWordPressコミュニティのオーガナイザーもされています。

まずはフィリピン語での挨拶。「Kumusta?」は英語で言う「How are you?」

WordPressで開発する上で必要な知識をお話されていました。

こちらはその1コマ。

入力値のサニタイズや出力時のエスケープなど、基本的なことですがとても大事。

 

How is the Gutenberg Editor Changing WordPress?

wpointer.comというWordPress学習サイトを運営されているErin Linさんによるセッション。

リリースが迫るWordPress5.0に搭載されるGutenbergについて。

やはり台湾のWordPressユーザーの関心も高く、中国語のセッションでしたが各ブロックの使い方や勘どころをお話されていたので内容を理解することができました。

 

クロージング

あっという間にすべてのセッションが終わってしまいました。

最後にChunさんによる締めのトーク。

台湾のWordPressコミュニティはこれからどんどん盛り上がっていくのでしょう!

とても、熱いメッセージでした!

スタッフのみなさん。本当にお疲れ様でした!

 

After Party

アフターパーティーはミルクティで乾杯。

ここでもいろんな人に声をかけてもらって情報交換をすることができました。

 

After After Party

ここからが本番。

オーガーナイザーの方達にお誘い頂いて夜遅くまで交流をしました。

地元の人もよく行くという居酒屋。中華料理が美味すぎた・・・。

After After After Party (3次会) まで盛り上がりました。

 

最後に

初の海外WordCamp参加でしたが、あらゆる場面で台湾のみなさんのホスピタリティを感じ、楽しく過ごすことができました。本当にありがとうございました!

セッションの間などもスタッフの方や参加者の方に声をかけて頂いて交流することができてよかった。

これからも台湾のWordPressコミュニティのみなさんとと仲良くしていきたいです!

 

「神戸から来たよ」というと、「神戸のコミュニティが1000回もやったっていうのは本当か!?」とWordBench神戸が100回目指してやった話が伝言ゲームで拡大解釈されて伝わっていたようです笑。

「100回だよ」と訂正しておきましたが「それでもすごい!」と言ってもらえたので、頑張ってやってよかったなーと思いました。

 

台湾プチ情報

台湾の移動はUBERが便利

台北エリアではUberが多く走っているので10分以上またずに乗車することができました。ドライバーさんも親切。

コンセントはそのまま使える

台湾のコンセントはAタイプで日本と同じなので変換器等はなくても使えました。

台湾の地下鉄MTRは飲食禁止(罰金あり)

車内にも禁止と書いてありましたが、日本の感覚でペッドボトルの水などを飲んでしまうと罰金です。なお、ホームも車内も違反です。(持ち込みはOK)

罰金:「1,500元(約5,000円)以上7,500元(約2万5,000円)以下」

 

台北の観光スポットもいろいろ巡ったのですが、それはまた別の機会に。

台湾のみなさん、またお会いできるのを楽しみにしています!

WooCommerce + WooCommerce Stripe Payment Gateway で「Sorry, we are unable to process your payment at this time. Please retry later.」というエラー出たら

WordPressでECサイトに変えてしまうWooCommerce

WooCommerceでstripe決済を可能にするのが、 WooCommerce Stripe Payment Gatewayです。

プラグインをWooCommerceが公式プラグインとしてリリースしてくれているので簡単に導入することができます。また、世界中のフィードバックを受けながら進化・改善されているので運用面でも安心して利用できそうです。

stripeのテストモードを使って決済をすると以下のようなエラーに出くわしました。

Sorry, we are unable to process your payment at this time. Please retry later.

WooCommerce Stripe Payment Gatewayのログ出力を有効にして、WooCommerce – [ステータス] – [ログ] より確認してみると以下のようなログファイルが作成されていました。

woocommerce-gateway-stripe-20XX-XX-XX-xxxxxxxxxxxxxxxx

ログファイルには以下のような内容が記録されていました。

====Stripe Version: 4.1.9====
====Start Log====
charges request: Array
(
[currency] => jpy
[amount] => 1000
[description] => [文字化けしてる]
[statement_descriptor] => [文字化けしてる]
[capture] => true
[expand[]] => balance_transaction
[metadata] => Array
(
[customer_name] => test tarou
[customer_email] => test@example.com
[order_id] => 10
)
[source] => src_xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
)

====End Log====

descriptionstatement_descriptorあたりが文字化けしているのが気になります。

エラー内容でプラグインのフォーラムを検索してみるとドンピシャの内容がヒットしました。

https://wordpress.org/support/topic/sorry-we-are-unable-to-process-your-payment-at-this-time-please-retry-later/

解決策はこちらに書かれていました。

https://wordpress.org/support/topic/sorry-we-are-unable-to-process-your-payment-at-this-time-please-retry-later/page/2/#post-10212383

Thanks!! Now strip check-out got to work!
As you say, I checked statement discriptor, and changed to only alphabets, now it works.
And I tried to have Japanese letters, it also works.
But, when I have a special letter “|” in statement descriptor that maybe only Japanese has, the error massage appears. It seemed to be a cause of the error.

Anyway, thank you very much for your help and taking your time!!

to Japanese users
今回の原因は、woocommerce>設定>購入手続き>Stripe
の中の設定で、「ステートメント記述子」の箇所に「|」という記号を入れていたことが
原因だったと思われます。
アルファベットと日本語のみの記載にしたところ、エラーが消え、決済できるようになりました。

[ステートメント記述子] の設定を確認してみると、以下のように「クレジットカード」としていました。

これを以下のように「stripe」とすることでエラーなく決済ができるようになりました。

<追記>ステートメント記述子はカスタマーのクレジット明細に載るようなので、実際には会社名やサービス名の英字表記がよいかと思います。(5〜22文字)

 

こちらも参考:WooCommerceでStripe決済を導入する時のエラーの解決方法

これはStripeのステートメント記述子をアルファベットにしろということです。Stripeの設定画面から該当の箇所を見ると日本語で入力されていたため、こちらをアルファベットに変更したところ無事決済ができました。

ただし、WooCommerce Stripe Payment Gateway 4.1.9では上記記事のエラーは出ませんでした。

 

ちなみに、これはstripeのAPIの仕様なのでしょうがない。

stripeのAPI仕様ではステートメント記述子「」は以下のように定義されている。

Statement descriptors are limited to between 5 and 22 characters. They must contain at least 5 letters and cannot use the special characters <, >, \, ‘, or “.

https://stripe.com/docs/connect/statement-descriptors

つまり、5〜22文字で「 <, >, \, ‘, or “.」などの特殊文字は使えない。

同じく日本語も使えないようなので「クレジットカード」とするとエラーとなる。

しかし、画面の表示上、「stripe」と表記してもカスタマーがどのような決済方法か分からず購入に至らない可能性がある。

そのような場合、以下のコードを使うことでステートメント記述子を「クレジットカード」としつつ、内部的には「stripe」としてAPI送信することが可能。

https://gist.github.com/mt8/05c5d0cf1a2267adcf6e60ff773a0cdf

 

職人工房さんのブログにも紹介してもらいました。ありがとうございます。

https://wc.artws.info/2018/09/05/woocommerce-stripe-payment-gateway-statement-descriptor-error/

WordBench終了について

初めに

『サービス終了のお知らせ』というタイトルの記事がwordbench.orgアップされてから数日が経ちました。

WordPressの15周年をコミュニティで祝おう!ということで、第77回のWordBench神戸はカフェを貸し切ってパーティーを行いましたが、ちょうどその時に発表した資料の中で私とコミュニティとの関わりについて振り返っていました。

それに沿う形でWordBenchへの想いを書き残しておこうと思います。

 


WordBenchとの出会い

 5年前の私は会社員プログラマーでした。畑違いの業種から転職して7年が経とうとしていたとき、たまたまTwitterで流れてきたWordBench神戸の勉強会のお知らせが目にとまりました。

ちょうどそのころ、知り合いの会社の手伝いでPHPプログラミングをしていて「WordPress」という言葉は知っていました。

 当時はネット上にWordPressのカスタマイズ方法は今ほどなく、何かいい学習方法はないかと模索していたタイミングに「自分の地域でWordPressの勉強会があったのか!」と驚いたのをよく覚えています。

イベント告知サイトが閉鎖してしまったのですが、インターネットアーカイブで調べたところ私のWordBench初参加は、2013年4月7日の約5年前でした。

 

 「ここまで自分の知識や経験を共有して何のメリットがあるんだろう?」

自分の勤めている会社以外の世界を知らなかった当時の私は率直にそう思いました。

会社で定期的に開催される(というよりも開催を義務付けられていた)”IT系のニュース記事を印刷したものを読むだけの「勉強会」”とは何もかもが違っていました。

SIerでプログラマーをしていた私にはどこか違う世界のように感じていました。

 


WordBench神戸モデレーターに

 週末に開催されるWordBench神戸にたまに顔を出すようになり、初めは行きにくかった懇親会にも次第に参加するようになりました。

そこで安藤さん(NExT Season)と知り合い、気づいたらWordBench神戸のモデレーター(管理人)を2人でやることになりました。

たしか、そのころはWordBench神戸が不定期開催になっていて、今後の継続が難しくなりそうな時期だったと記憶しています。(当時のモデレーターの方達が忙しくなっていた)

 

 「このコミュニティをストップさせたくない」

それだけの意気込みで、モデレーターのバトンタッチ後初めて開催したのが、2014年11月15日の第37回WordBench神戸でした。

「人が集まらなかったらどうしよう?」等、いろいろと悩んだのですが、結果的には勉強会は盛り上がり、懇親会も楽しい時間だったのをよく覚えています。

そこから回を重ね、3年半かけて40回ほどの勉強会+懇親会を企画・開催してきました。

 

  • 他府県からの参加
  • WordBench神戸にだけ参加するという人
  • 1年を通して皆勤で参加(!)する人

いろいろな立場や職種の人とWordBenchを通じて出会うことができました

また、WordBench神戸では勉強会の冒頭に必ず次の言葉を伝えるようにしてきました。

「 WordBench ≠ セミナーです。 」

WordBenchとはコミュニティであり、様々な立場の人が「WordPressというキーワードをもとに集い経験・失敗の共有をする場」だと思っていました。

「今日知った事を、次の誰かに教えてあげてください」

この言葉も意識して何度も伝えてきました。

実際にコミュニティメンバー間で「この前WordBench神戸で聞いた○○っていうプラグインがいいみたいですよ」といった知識の共有がなされているのを目にしたり、耳にしたときには本当に嬉しい気持ちになっていました。

 


WordBench終了について

 すごく驚きましたし、寂しい気持ちにもなりましたが、内容をじっくり読んで「非常に前向きな終了なんだ」と理解しました。

とても素晴らしいご決断だと思っています。

きっと、予期せぬ10年目での終了を迎える事になったのだとは思います。

ただ、この10年でWordBenchによって育った日本のWordPressコミュニティは今後も形を変えながら継続されていくものだと信じています。

 

WordBenchがなかったら、出会えなかった人がたくさんいます。

WordBenchがあったから、多くの人に助けられました。

 

 ・・・最近になって、私がモデレーターを受け継ぐとなった時に「すごく意外だったし驚いた」と思ったということを、とあるコミュニティメンバーから教えてもらいました。

「寡黙なプログラマー」という印象が強かったようでした。

確かに、前に出て何か発言したり発表したりするタイプの人間ではなかったのですが、ここ数年で大きく自分が変わったとは思っています。

またそれに合わせて、「この数年で本当に印象が変わった」と言って頂けたのときに、僕は「WordBench神戸を続けてきてよかった」と思えました。

コミュニティを運営していて、決して楽しいことばかりではなかったですが、少なくとも神戸のWordPressコミュニティを止めずに継続できてよかったと思っています。


9/23以降のWordBench神戸について

約3年半WordBench神戸の管理を共にしてきた安藤さんと、9/23以降の神戸のWordPressコミュニティについて話し合っている段階ですが、決定事項は何もありません。

 

でも、10年も存続したWordBenchの終わりに神戸で何かできることはないか?と考えました。

そんなやり取りの中で「WordBench神戸は9/23に第100回をやって終わりにしよう」というアイディアが湧いてきました。

(この前第79回をやったのであと21回開催することになります。)

「正気か?」という感想ももらっているのですが、真剣にやってみようと思っています。

 

では、なぜWordBench神戸を第100回までやろうと思ったのかを少しまとめておきたいと思います。

 

1.単純にキリがいい

2.たくさん開催することで多くの人に参加してもらえないか?

3.いろいろな開催方法を模索することで、誰かの今後のコミュニティ活動の参考にならないか?

1.単純にキリがいい

WordBenchも10周年の日に終了するのだし、という単純な発想です。

現在79回で、残り約90日で20回。「4日1回開催すれば間に合うペース」ということになります。

2.たくさん開催することで多くの人に参加してもらえないか?

最近足が遠のいている人や、他の勉強会との兼ね合いで参加できていない人が結構いるようなので、そんな人たちにもWordBench終了前に参加して欲しいと思っています。

もちろん、初参加の人にも多く参加してもらえることを期待しています。

もう会えなくなってしまった人もいるけど、そんなことも思い出しながら21回やれたらいいなと思っています。

3.いろいろな開催方法を模索することで今後の誰かのコミュニティ活動の参考にならないか?

当然、通常の開催方法(会場を抑えて参加者で割り勘)では人数が集まらない可能性があるので、月一の定期開催以外の18回についてはオンライン会議での開催や、会場が安く使える夜間での開催なども検討しています。

この18回がどのようになるのかは予測もつきませんが、「神戸でこんなことやってる」という何かが残ればいいかなと思っていて、それが次の誰かにいい形で繋がっていけばよいかなと思っています。

 


第100回WordBench神戸について

9/23(日)で、会場はもう抑えてあります。

神戸三宮の中心街にある、英国風パブ HUB を貸切にしました。(60人まで入れます)

WordBenchの10周年を神戸三宮でお祝いしませんか?

スポーツ観戦用の大きなスクリーンも使えますので、登壇してくれる人も募集します。

詳細は追って報告しますが、今は9/23以降のコミュニティのあり方よりも、9/23日の第100回のことだけを考えたいと思っています。

【WordCamp Ogijima 2018】に参加する人が絶対に観るべき灯台3選。

先日、チケット再販が行われるも10分ぐらいで完売となっていたWordCamp Ogijima 2018。
僕は参加できないのですが、どうしてもこれだけは知っておいて欲しい灯台の話を。

まずはこちら。

高松港のシンボルとも言える(4082) 高松港玉藻防波堤灯台。
ガラスブロックで内側から光る姿は絶対に観るべき。
これ、国内にいくつかあるデザイン灯台の1つなんですよね。

次にこちら。

女木島の港にある(4073.1) 女木港鬼ヶ島防波堤灯台。
鬼ヶ島伝説のある女木島ならでは。ただの石像に見えますが、金棒部分が灯台になっています。
これもデザイン灯台の1つ。
デザイン灯台がこんな近距離にあるのは香川県だけ。ずるい。

最後は当然こちら。

これが、(4067) 男木島灯台。
御影石造りで無塗装の灯台はこの男木島灯台と山口県の角島灯台だけ。
灯台マニアはこの灯台を観るためだけに香川県にやってきて男木島に渡るのです。
ぜひ、点灯時間に観て頂きたい。

キャンプ組のみなさんはここでテントを張るのかな?
ちなみに僕は、WordBench男木島の夜に宿を抜け出してイノシシに遭遇したりしながら、真っ暗な夜道を1.8km歩いて灯台の下で一人夜を明かしました。(写真撮ってた)

つまりは、【高松港ー女木島ー男木島】というのは灯台マニアにとっては贅沢な場所なのですということ。ずるい。ずるいぞ。

WordCamp Ogijima 2018
https://2018.ogijima.wordcamp.org/

JBUG Kobe #1 で登壇しました

3/5に開催されたJBUG Kobe #1で登壇しました。

Backlog Worldで話題を呼んだ?Alexa for Backlogについて紹介しました。

当日の資料は以下にアップしています。

https://speakerdeck.com/mt8/jbug-kobe-number-1

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