WooCommerce + WooCommerce Stripe Payment Gateway で「Sorry, we are unable to process your payment at this time. Please retry later.」というエラー出たら

WordPressでECサイトに変えてしまうWooCommerce

WooCommerceでstripe決済を可能にするのが、 WooCommerce Stripe Payment Gatewayです。

プラグインをWooCommerceが公式プラグインとしてリリースしてくれているので簡単に導入することができます。また、世界中のフィードバックを受けながら進化・改善されているので運用面でも安心して利用できそうです。

stripeのテストモードを使って決済をすると以下のようなエラーに出くわしました。

Sorry, we are unable to process your payment at this time. Please retry later.

WooCommerce Stripe Payment Gatewayのログ出力を有効にして、WooCommerce – [ステータス] – [ログ] より確認してみると以下のようなログファイルが作成されていました。

woocommerce-gateway-stripe-20XX-XX-XX-xxxxxxxxxxxxxxxx

ログファイルには以下のような内容が記録されていました。

====Stripe Version: 4.1.9====
====Start Log====
charges request: Array
(
[currency] => jpy
[amount] => 1000
[description] => [文字化けしてる]
[statement_descriptor] => [文字化けしてる]
[capture] => true
[expand[]] => balance_transaction
[metadata] => Array
(
[customer_name] => test tarou
[customer_email] => test@example.com
[order_id] => 10
)
[source] => src_xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
)

====End Log====

descriptionstatement_descriptorあたりが文字化けしているのが気になります。

エラー内容でプラグインのフォーラムを検索してみるとドンピシャの内容がヒットしました。

https://wordpress.org/support/topic/sorry-we-are-unable-to-process-your-payment-at-this-time-please-retry-later/

解決策はこちらに書かれていました。

https://wordpress.org/support/topic/sorry-we-are-unable-to-process-your-payment-at-this-time-please-retry-later/page/2/#post-10212383

Thanks!! Now strip check-out got to work!
As you say, I checked statement discriptor, and changed to only alphabets, now it works.
And I tried to have Japanese letters, it also works.
But, when I have a special letter “|” in statement descriptor that maybe only Japanese has, the error massage appears. It seemed to be a cause of the error.

Anyway, thank you very much for your help and taking your time!!

to Japanese users
今回の原因は、woocommerce>設定>購入手続き>Stripe
の中の設定で、「ステートメント記述子」の箇所に「|」という記号を入れていたことが
原因だったと思われます。
アルファベットと日本語のみの記載にしたところ、エラーが消え、決済できるようになりました。

[ステートメント記述子] の設定を確認してみると、以下のように「クレジットカード」としていました。

これを以下のように「stripe」とすることでエラーなく決済ができるようになりました。

<追記>ステートメント記述子はカスタマーのクレジット明細に載るようなので、実際には会社名やサービス名の英字表記がよいかと思います。(5〜22文字)

 

こちらも参考:WooCommerceでStripe決済を導入する時のエラーの解決方法

これはStripeのステートメント記述子をアルファベットにしろということです。Stripeの設定画面から該当の箇所を見ると日本語で入力されていたため、こちらをアルファベットに変更したところ無事決済ができました。

ただし、WooCommerce Stripe Payment Gateway 4.1.9では上記記事のエラーは出ませんでした。

 

ちなみに、これはstripeのAPIの仕様なのでしょうがない。

stripeのAPI仕様ではステートメント記述子「」は以下のように定義されている。

Statement descriptors are limited to between 5 and 22 characters. They must contain at least 5 letters and cannot use the special characters <, >, \, ‘, or “.

https://stripe.com/docs/connect/statement-descriptors

つまり、5〜22文字で「 <, >, \, ‘, or “.」などの特殊文字は使えない。

同じく日本語も使えないようなので「クレジットカード」とするとエラーとなる。

しかし、画面の表示上、「stripe」と表記してもカスタマーがどのような決済方法か分からず購入に至らない可能性がある。

そのような場合、以下のコードを使うことでステートメント記述子を「クレジットカード」としつつ、内部的には「stripe」としてAPI送信することが可能。

https://gist.github.com/mt8/05c5d0cf1a2267adcf6e60ff773a0cdf

 

職人工房さんのブログにも紹介してもらいました。ありがとうございます。

https://wc.artws.info/2018/09/05/woocommerce-stripe-payment-gateway-statement-descriptor-error/

WordBench終了について

初めに

『サービス終了のお知らせ』というタイトルの記事がwordbench.orgアップされてから数日が経ちました。

WordPressの15周年をコミュニティで祝おう!ということで、第77回のWordBench神戸はカフェを貸し切ってパーティーを行いましたが、ちょうどその時に発表した資料の中で私とコミュニティとの関わりについて振り返っていました。

それに沿う形でWordBenchへの想いを書き残しておこうと思います。

 


WordBenchとの出会い

 5年前の私は会社員プログラマーでした。畑違いの業種から転職して7年が経とうとしていたとき、たまたまTwitterで流れてきたWordBench神戸の勉強会のお知らせが目にとまりました。

ちょうどそのころ、知り合いの会社の手伝いでPHPプログラミングをしていて「WordPress」という言葉は知っていました。

 当時はネット上にWordPressのカスタマイズ方法は今ほどなく、何かいい学習方法はないかと模索していたタイミングに「自分の地域でWordPressの勉強会があったのか!」と驚いたのをよく覚えています。

イベント告知サイトが閉鎖してしまったのですが、インターネットアーカイブで調べたところ私のWordBench初参加は、2013年4月7日の約5年前でした。

 

 「ここまで自分の知識や経験を共有して何のメリットがあるんだろう?」

自分の勤めている会社以外の世界を知らなかった当時の私は率直にそう思いました。

会社で定期的に開催される(というよりも開催を義務付けられていた)”IT系のニュース記事を印刷したものを読むだけの「勉強会」”とは何もかもが違っていました。

SIerでプログラマーをしていた私にはどこか違う世界のように感じていました。

 


WordBench神戸モデレーターに

 週末に開催されるWordBench神戸にたまに顔を出すようになり、初めは行きにくかった懇親会にも次第に参加するようになりました。

そこで安藤さん(NExT Season)と知り合い、気づいたらWordBench神戸のモデレーター(管理人)を2人でやることになりました。

たしか、そのころはWordBench神戸が不定期開催になっていて、今後の継続が難しくなりそうな時期だったと記憶しています。(当時のモデレーターの方達が忙しくなっていた)

 

 「このコミュニティをストップさせたくない」

それだけの意気込みで、モデレーターのバトンタッチ後初めて開催したのが、2014年11月15日の第37回WordBench神戸でした。

「人が集まらなかったらどうしよう?」等、いろいろと悩んだのですが、結果的には勉強会は盛り上がり、懇親会も楽しい時間だったのをよく覚えています。

そこから回を重ね、3年半かけて40回ほどの勉強会+懇親会を企画・開催してきました。

 

  • 他府県からの参加
  • WordBench神戸にだけ参加するという人
  • 1年を通して皆勤で参加(!)する人

いろいろな立場や職種の人とWordBenchを通じて出会うことができました

また、WordBench神戸では勉強会の冒頭に必ず次の言葉を伝えるようにしてきました。

「 WordBench ≠ セミナーです。 」

WordBenchとはコミュニティであり、様々な立場の人が「WordPressというキーワードをもとに集い経験・失敗の共有をする場」だと思っていました。

「今日知った事を、次の誰かに教えてあげてください」

この言葉も意識して何度も伝えてきました。

実際にコミュニティメンバー間で「この前WordBench神戸で聞いた○○っていうプラグインがいいみたいですよ」といった知識の共有がなされているのを目にしたり、耳にしたときには本当に嬉しい気持ちになっていました。

 


WordBench終了について

 すごく驚きましたし、寂しい気持ちにもなりましたが、内容をじっくり読んで「非常に前向きな終了なんだ」と理解しました。

とても素晴らしいご決断だと思っています。

きっと、予期せぬ10年目での終了を迎える事になったのだとは思います。

ただ、この10年でWordBenchによって育った日本のWordPressコミュニティは今後も形を変えながら継続されていくものだと信じています。

 

WordBenchがなかったら、出会えなかった人がたくさんいます。

WordBenchがあったから、多くの人に助けられました。

 

 ・・・最近になって、私がモデレーターを受け継ぐとなった時に「すごく意外だったし驚いた」と思ったということを、とあるコミュニティメンバーから教えてもらいました。

「寡黙なプログラマー」という印象が強かったようでした。

確かに、前に出て何か発言したり発表したりするタイプの人間ではなかったのですが、ここ数年で大きく自分が変わったとは思っています。

またそれに合わせて、「この数年で本当に印象が変わった」と言って頂けたのときに、僕は「WordBench神戸を続けてきてよかった」と思えました。

コミュニティを運営していて、決して楽しいことばかりではなかったですが、少なくとも神戸のWordPressコミュニティを止めずに継続できてよかったと思っています。


9/23以降のWordBench神戸について

約3年半WordBench神戸の管理を共にしてきた安藤さんと、9/23以降の神戸のWordPressコミュニティについて話し合っている段階ですが、決定事項は何もありません。

 

でも、10年も存続したWordBenchの終わりに神戸で何かできることはないか?と考えました。

そんなやり取りの中で「WordBench神戸は9/23に第100回をやって終わりにしよう」というアイディアが湧いてきました。

(この前第79回をやったのであと21回開催することになります。)

「正気か?」という感想ももらっているのですが、真剣にやってみようと思っています。

 

では、なぜWordBench神戸を第100回までやろうと思ったのかを少しまとめておきたいと思います。

 

1.単純にキリがいい

2.たくさん開催することで多くの人に参加してもらえないか?

3.いろいろな開催方法を模索することで、誰かの今後のコミュニティ活動の参考にならないか?

1.単純にキリがいい

WordBenchも10周年の日に終了するのだし、という単純な発想です。

現在79回で、残り約90日で20回。「4日1回開催すれば間に合うペース」ということになります。

2.たくさん開催することで多くの人に参加してもらえないか?

最近足が遠のいている人や、他の勉強会との兼ね合いで参加できていない人が結構いるようなので、そんな人たちにもWordBench終了前に参加して欲しいと思っています。

もちろん、初参加の人にも多く参加してもらえることを期待しています。

もう会えなくなってしまった人もいるけど、そんなことも思い出しながら21回やれたらいいなと思っています。

3.いろいろな開催方法を模索することで今後の誰かのコミュニティ活動の参考にならないか?

当然、通常の開催方法(会場を抑えて参加者で割り勘)では人数が集まらない可能性があるので、月一の定期開催以外の18回についてはオンライン会議での開催や、会場が安く使える夜間での開催なども検討しています。

この18回がどのようになるのかは予測もつきませんが、「神戸でこんなことやってる」という何かが残ればいいかなと思っていて、それが次の誰かにいい形で繋がっていけばよいかなと思っています。

 


第100回WordBench神戸について

9/23(日)で、会場はもう抑えてあります。

神戸三宮の中心街にある、英国風パブ HUB を貸切にしました。(60人まで入れます)

WordBenchの10周年を神戸三宮でお祝いしませんか?

スポーツ観戦用の大きなスクリーンも使えますので、登壇してくれる人も募集します。

詳細は追って報告しますが、今は9/23以降のコミュニティのあり方よりも、9/23日の第100回のことだけを考えたいと思っています。

【WordCamp Ogijima 2018】に参加する人が絶対に観るべき灯台3選。

先日、チケット再販が行われるも10分ぐらいで完売となっていたWordCamp Ogijima 2018。
僕は参加できないのですが、どうしてもこれだけは知っておいて欲しい灯台の話を。

まずはこちら。

高松港のシンボルとも言える(4082) 高松港玉藻防波堤灯台。
ガラスブロックで内側から光る姿は絶対に観るべき。
これ、国内にいくつかあるデザイン灯台の1つなんですよね。

次にこちら。

女木島の港にある(4073.1) 女木港鬼ヶ島防波堤灯台。
鬼ヶ島伝説のある女木島ならでは。ただの石像に見えますが、金棒部分が灯台になっています。
これもデザイン灯台の1つ。
デザイン灯台がこんな近距離にあるのは香川県だけ。ずるい。

最後は当然こちら。

これが、(4067) 男木島灯台。
御影石造りで無塗装の灯台はこの男木島灯台と山口県の角島灯台だけ。
灯台マニアはこの灯台を観るためだけに香川県にやってきて男木島に渡るのです。
ぜひ、点灯時間に観て頂きたい。

キャンプ組のみなさんはここでテントを張るのかな?
ちなみに僕は、WordBench男木島の夜に宿を抜け出してイノシシに遭遇したりしながら、真っ暗な夜道を1.8km歩いて灯台の下で一人夜を明かしました。(写真撮ってた)

つまりは、【高松港ー女木島ー男木島】というのは灯台マニアにとっては贅沢な場所なのですということ。ずるい。ずるいぞ。

WordCamp Ogijima 2018
https://2018.ogijima.wordcamp.org/

Alexa Day 2018 が開催されました

2018年2月11日(日)、神戸三宮で開催されたAlexa Day 2018にスタッフとして参加してきましたので、参加レポートを書いておきたいと思います。

どんなイベントだった?

日本にも上陸し、日々確実に浸透しているAmazonの音声アシスタント「Echo」を支えるAlexaの技術に関する日本では初のカンファレンス。

開催地 神戸(東京などの人が集まりやすい場所ではない)
開催日 3連休の中日
開催時間 09:00〜18:00(懇親会19:00〜21:00)
参加費 有料:1,500円〜3,000円(申し込み時期によって異なる)

このような決して人が集まりやすい条件ではないながらも、本編来場数約300人・懇親会参加数100人を達成し大盛況となりました。

セッション内容に関しては導入事例や開発事例をはじめとしたテックよりなものから、親子で参加できるロボットワークショップまで。

まさに

上級者から初心者まで、また経営者からエンジニアまでが満足出来る企画を多数用意してお待ちしております。

公式サイトより

だったわけです。

#alexaday2018のツイート数が軽く1000件を超えていたあたりが、現場の盛り上がりを示しているのではないでしょうか。

公式ツイッターアカウントで熱気を配信

スタッフとして、イベントの公式ツイッターアカウント@alexaday2018の中の人の1人となり、会場の熱気を発信していました。

スピーカーのみなさんのアツいワードを逃さぬように、ツイートしていました。

4つのセッションを担当させてもらったので、個人的にはたっぷりお話を聞けて大満足でした。

個々のスライドやフォローアップについては公式サイトに追加がされていますので、チェックしてみてください!

聖地神戸?

「アスキーさんにこんな嬉しい見出しをつけてもらえるなんて・・・。」

イベント中に更新され続ける記事の内容もさることながら、そのタイトルに感動しました。

この熱気こそニュース!聖地神戸で「Alexa Day 2018」なう

 

では、なぜ神戸がAlexaの聖地と呼ばれるようになったのかを少し時間を巻き戻しながら振り返ってみたいと思います。

S3とアレクサとラムダ。これは現JAWS-UG神戸コアメンバーの3人(TiNm’SNExT Seasonmt8)が、JAWS-UG神戸の運営を引き継いでから3回目に開催した勉強会のタイトルです。

開催日をよく見てください、これ2016-06-14(火)のことなんですよね。

この時すでに我々の手元にはAlexaが組み込まれた端末があったのです。

チップスターや、プリングルスの中にAVSを搭載したRaspberry Piを入れたそれを、我々は“Cheap Echo”と呼んでいました。

TiNm’S伊東氏によるサンプルムービー↓

運営を引き継いだ当初は、「Lambdaをやろう!」と意気込んでいたのですが、Alexaに魅せられてからはJAWS-UG神戸の勉強会はAlexa色が濃くなっていきます・・・。

過去に開催されたJAWS-UG神戸のAlexa関連の勉強会


  • 2016-07-27 Alexa meetup #01
  • 2016-09-30 マイクロサービスアーキテクチャ ことはじめ(Alexa meetup #2 のレポート)
  • 2016-11-14 Alexa meetup #03 KOBE & TOKYO & AWSKRUG – IoT スペシャル-
  • 2017-01-18 Alexa meetup #04 もくもく会
  • 2017-02-22 Alexa meetup #05 Dive into ASK
  • 2017-03-23 JAWS-UG KOBE Alexa meetup #06 with InstaVR
  • 2017-05-17 JAWS-UG KOBE Alexa Days
  • 2017-08-30 JAWS-UG KOBE Alexa and AI global meetup
  • 2017-10-08 JAWS-UG KOBE Alexa meetup #08
  • 2017-12-20 JAWS-UG KOBE Alexa meetup #09 re:Invent 2017 Alexa 特集 そして 忘年会へ。
  • 2018-01-17 JAWS-UG KOBE Alexa meetup #10 new comer night.

はい、2017年はほぼAlexaしか取り上げていません

こういった経緯を経て、神戸をAlexaの聖地と言ってもらえているとすれば本当にやってきてよかったなと思います。

そして、「これから」へ

JAWS-UG神戸の始めに「 自分たちがおもしろいと思うことのみをやります!」と言い続けてきたことが今回のイベントに繋がっていたということに素晴らしさを感じています。

また、JAWS-UG神戸ではニューカマーの方がAlexaに触れて発表をする機会も増えてきています。確実に次に繋がっていっています。

イベントに参加した人もしなかった人も、これからのJAWS-UG神戸で一緒にAlexaでわくわくしましょう。

今回のイベントに関わった全てのみなさん、本当にお疲れ様でした!&ありがとうございました!

これからもよろしくお願いします!

WordPressの書籍を執筆しました。

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